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3歳〜4歳におすすめの絵本

島田ゆかの「バムとケロ」シリーズの感想口コミ

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バムとケロのにちようび

おすすめの年齢:4~6歳

バムとケロ絵本のあらすじやおすすめポイント

 犬のバムとカエルのケロが、一緒に暮らしています。そして、飛行機に乗っておじいちゃんに遊びに行ったり(「バムとケロのそらのたび」)、市場に買い物に出かけたり(「バムとケロのおかいもの」)します。その1日の出来事をつづった絵本なのですが、本当に面白いです。

 私も最初は、漫画のような描き方と、突拍子もない世界観に違和感を覚えたのですが、読めば読むほどハマります。

 とにかく、不思議な世界観です。なんだかわからない生き物が脇役として、たくさん出てきます。

 それから、本当に細かく書き込まれています。たとえば、前のシリーズでの出来事がさりげなく次のシリーズに出てきたり、絵の隅の方で脇役が動いていたりするので、そういう本題とは離れた細かい部分を見つける楽しみもあります。

バムとケロ絵本を読み聞かせた時の体験談

 主役のバムとケロの性格ははっきり分かれていて、バムはしっかりもの、ケロちゃんはへんてこな感じです。

雨の日に外でびしょびしょになるまで遊んだり、ランチのメニューをたくさん取り過ぎて食べきれなかったり、落ちている汚れたおやつを食べようとしたりと、まるで子どもみたいです。聞いている子どもにとって、バムはお母さんみたいな存在で、ケロちゃんは自分に近い存在なのかもしれません。「全く、ケロちゃんたら、いつも変なんだから」などと言いながら、と大笑いします。

 このシリーズは、1回読んだだけでは、その面白さが伝わらないかもしれません。そして、一度にたくさんの子どもを相手に読むよりも、2~3人で絵本の周りにくっついて読むほうが、楽しいかもしれません。

お楽しみは、本を読みながら見つける、細かい設定です。「こんなところに、脇役がいて、こんなことしている」とか、「この本のこれ、別のシリーズにも出てきた」とか、新たな発見をするたびに、ページをめくる手が止まります。

そして、そういう細かい設定はたくさん隠されているので、じっくり読んで楽しめます。

バムとケロのにちようび

6歳までの教育でその後の学力が決まります

2004年ノーベル経済学賞受賞ヘックマンの研究により、40年追跡調査した結果、6歳までに親がどれだけ教育に力をいれたかによってその後の学力・進路・年収が決まると発表されています。

6歳の時点ですでに学力の差が開いており、その後も学力差は縮まらないとの結果がでています。

このため、小学校入学後からの習い事や塾よりも、6歳までの幼児教育が最も重要です。

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