きょうの おやつは (福音館の単行本)
おすすめの年齢:3歳
かがみのえほん きょうのおやつはのあらすじやおすすめポイントを教えてください。
この絵本は、おやつのホットケーキを作って食べる様子の物語です。
ページに仕掛けがあって、片側のページが鏡のようになっていて、垂直に立てると隣のページを写して一つの絵が完成します。
とても不思議で、子どもが興味を持って見てくれます。
かがみのえほん きょうのおやつはを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
絵本が大好きな息子は、いつも自分の好きなページまで絵本をめくってしまい、なかなか一冊を通して読み聞かせることができませんでした。3歳を過ぎて、そろそろきちんとお話を聞いて欲しいと悩んでいたころ、「きょうのおやつは」に出会いました。
この絵本はページの片側が鏡のようになっていて、立てて隣のページを写しこむことで見開き1ページが完成します。開いたままでは半分切れてしまった絵があるだけですが、仕掛けを使うと立体的な絵に早変わりします。
本をめくってばかりだった息子は、めくる途中で止めると絵が完成するということが不思議なようで、立ててみたり少し倒してみたり、1ページを眺めてくれる時間がとても長くなりました。
息子が丁度良い角度を探しているうちにお話を読む。息子はページを動かしながらもお話を聞いているので、少しずつ内容にも興味を持ってくれる。この繰り返しで内容がわかってくると、大好きなホットケーキの作り方がわかったと大喜びでした。
絵本はお話も面白いものだと気付いたようで、他の絵本もゆっくり内容を楽しみつつページをめくるようになってくれました。
私自身は元々子どもと接する機会が少なく、読み聞かせもしたことがありませんでした。息子が生まれて義務感から絵本を読み聞かせていたところがあって、上手く読むことや息子を誘い込むことができませんでした。
「きょうのおやつは」は、読み聞かせをしながら親も絵本の仕掛けを一緒に動かしたり、開いていた時には分からなかったものが立体的に見えたりするので、物語の内容以外の話題がたくさんあります。
読み聞かせは上手じゃなくても、話題がたくさんあるから息子と絵本についての会話も弾みます。
この絵本の仕掛けは立てたページの持ち方を合わせると持っている手までを絵の一部に出来て、より立体感が増します。
息子は立体的に見えるけど触れない絵の世界が不思議なようで、なんで?どうして?とこの絵本を何度も見てくれます。仕掛けが不思議だから飽きないようです。
一冊の絵本を時間をかけて何度もゆっくり楽しむことを教えてくれたこの絵本は、息子の1番のお気に入りです。