いもむしれっしゃ (PHPわたしのえほんシリーズ)
おすすめの年齢:2〜4歳
あおむしの列車が小さな世界を走って行く物語。
はらっぱ団地やもぐら地下街などを通り地上の高い木の線路へ。
そこに大きな蜘蛛が現れいもむしれっしゃとお客さんはたべられそうになる。
それをかみきりレンジャーが助け、またいもむしれっしゃは走り出し終点にたどり着くというあらすじ。
虫も電車も大好きな年齢の時に読むと話の入りから子どもたちの食いつきがよく、真剣に聞いてくれます。
「これは何?」と虫の名前を聞いて興味をしめしたり、もぐら地下街ではどんなお店があるか話をしたり、絵本から会話も楽しむことができます。
大きな蜘蛛が現れると最初は怖いと驚くこともあるけれど、かみきりレンジャーが現れるとがんばれーと応援してくれたり、勝った時には「すごい‼︎」や、「強かったね」と喜ぶ姿も見られます。
初めてこの絵本を読んだのは保育園で働いていた時でした。
2歳児クラスで読んだため、2歳児には最初は少し長めの話で最後まで集中して見てもらえないかもしれないなと思っていましたが予想に反して最後までよく見てくれていました。
それどころか、何度も「また読んで」や「今日もいもむしれっしゃする」とリクエストをもらうことが出来て嬉しかったです。
読んだ後は段ボールで列車を作り、いもむしれっしゃになりきって電車ごっこを楽しんだりと遊びへ展開したこともあります。
現在は家庭で母親をしています。
4歳、2歳の息子にも人気のある絵本で毎日のように読んでいます。
特にかみきりレンジャーの現れるところが好きで、その場面になるとかみきりレンジャーの色を一人一人指差しながら言っていったり、セリフを真似して見たりしています。
次のページに進もうとしても、もう一回とかみきりレンジャーの部分をリクエストされることもあるほどです。
最後が夜になりいもむしれっしゃが駅に帰り寝る場面なので、最後は「いもむしれっしゃ寝たね、シーッ」と、人差し指を口元にあてて静かにするよう促します。
すると子どもたちも真似して「シーッ」とやってくれるので、その姿がとても可愛らしいです。
そして、そのまま「いもむしれっしゃも寝たから、みんなも寝ようか」とお昼寝や夜の就寝へ持ち込むこともよくありました。
大好きないもむしれっしゃが寝ているので静かに布団に入ることも出来ます。