バムとケロのにちようび
おすすめの年齢:未就学児から1年生
バムとケロのにちようびのあらすじやおすすめポイントを教えてください。
シリーズになっておりそれぞれに曜日が付いていて、その日の出来事が書かれています。今は木曜日まで来ているのでしょうか?いつか1週間全部揃う日が来るのが楽しみな本です。ただいま小さなお子さんたちをお持ちの家庭では、半分以上のお子さんがご存じではないかと思われるほど、大人気の本です。幼稚園や保育園でバムケロの家のグッズが密かに作られているという噂もあります。とにかく小道具が細かくて可愛い。宝探しというか、~を探せ!シリーズのような感じです。
バムとケロのにちようびを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
とにかく絵が綺麗ですので、大人になってからでも趣味で自分用にと買い求めるお母さんもいます。バムちゃんがお母さん役で、ケロちゃんはどこの家にもいそうないたずらな男の子という感じです。かい君やふしぎちゃんは何でしょうか?いつの間にか住み着いているお友達?とにかく謎の登場人物もところどころいますが、いつも平和に暮らしている彼らの姿を見ると安心してみていられる絵本です。
学校にもありますが流石に字の少なさから未就学児用ととらえた方が良い本でしょう。しかし、子供が大きくなっても自宅に残されている絵本もあるというならこの「バムケロ」も恐らく残っていく本ではないでしょうか。やりたい放題のケロちゃんを一生懸命お世話するバムちゃんを見ると、自分の子が小さい時のことをしみじみと思いだします。大勢の前で読むのも良いでしょうが、自宅でそれこそゆっくりとバムとケロの時間を過ごす方が良いような本です。特にケロちゃんのいたずらから目が離せない!
作者の方が海外在住の日本人女性の方なのですが、本職がグラフイックデザインを勉強された方で、細部にこだわりを持っている方だなあとわかります。
絵本を手掛けている絵本作家の方はたくさんいらして、より上手な絵を描かれる方もたくさんいると思いますが、それを手に取る人が「また読んでみたい」「手元に置いて何年後でも手に取ってみたい」と思わせる絵本は筋も大事ですが、絵がとても大事だということがわかります。もちろん個人の好みに左右されるのでベストセラーがロングセラーになれるかどうかは何十年も経たなければわからないことではありますが。
ベストセラーよりも息の長いロングセラーになっている絵本の方が「読み聞かせに向いている」本が多いと、見ていて思います。字だけで自分の想像力を働かせる前段階として、視覚から話の筋を追う、という経験を積むことが就学前の子供の想像力を補うのに絵本はとても重要な役目を果たすのだと思います。