おすすめの年齢:3歳~6歳程度
まっくろネリノ絵本のあらすじやおすすめポイント
色とりどりの兄弟の中、ネリノは一人だけまっくろ。そのことで兄弟からは馬鹿にされる毎日。自分でも、「どうしてぼくはまっくろなんだ」とふさぎこんでしまいます。
そんなある日、きれいな色をした兄弟はみんなさらわれてしまいます。ネリノはひとりで兄弟を救うことを決意します。そして、僕は黒いから夜中に行けばだれにも見つからないと自分の欠点であると思っていた点を活かし、見事に兄弟を救いだします。兄弟は馬鹿にした態度を改め皆で仲良く暮らしましたというお話です。
私は、この本における短所と思われることを長所として活かす発想が気に入りお勧めしました。
まっくろネリノ絵本を読み聞かせた時の体験談
私は、普段子どもにたくさんの本を読み聞かせてているのですが、それは私が読み聞かせてもらったこともあり、さらには大人になって読み返してみると絵本ってこんなにいいことを意味していたのかと驚きと再発見できることが楽しいからです。
そこである日、本屋で見つけたまっくろネリノを読み聞かせようと思い、購入しました。この絵本は私が幼少の頃にも読んでもらったこともあり、思い入れの深い絵本であったので帰ってさっそく読んであげました。
子どもは、まっくろなネリノよりきれいな色をした兄弟を気に入り、「この子が好き」と指を指しながら色を楽しみながら聞いていました。話が進むにつれてネリノの勇気ある行動に感動したのか、最後にはネリノが好きといい。喜んでいました。
子どもの目からは短所を活かす発想を理解できるかはわかりませんが、家族を助けにいく自己犠牲の精神や、馬鹿にされての兄弟は大切であるといった愛情に関して少しでも理解してくれればいいなと思います。