読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
おすすめの年齢:2歳~
おつきみうさぎのあらすじやおすすめポイントを教えてください。
お月見のためにススキをとっている園児。その中で光っているキレイなうさぎを見付けます。
園児たちはそのうさぎを連れて帰りました。
園長先生と一緒に食べ物を上げますが食べません。
お月見団子を作って、お月見の準備をする園長先生、ひろみ先生と園児たち。
夜になってまんまるのお月様が出てきます。
でもそのお月様にはうさぎがいません。
連れてきた光っているうさぎは実は月のうさぎでした。半分の月の時に足を滑らせて落ちてしまったのです。
うさぎは月に帰りたかったのです。そしてうさぎは水たまりにうつった月に飛び込みます。
そしてうさぎはお月様に戻れる・・・というお話です。
おつきみうさぎを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
この本の対象年齢は3歳からとなっていますが、我が家では娘が1歳くらいから読み聞かせていました。
文字が少ない絵本なので何度も読み聞かせていると、親の私は暗記をして本がなくても読めるようになるほどでした。
子どもにとって絵本の中に子供たちが出てくること、うさぎ(動物)が出てくることはものすごく興味をひかれるようでした。
とても気に入った絵本で、何度も何度も読み聞かせました。
文頭で、「きょうはおつきみよ。すすき とっていきましょうね」というひろみ先生の言葉があります。
それに対して園児たちは「はーい、ひろみせんせい」と答えます。
1歳でおしゃべりを少しずつ始めた娘はこの園児のことばのところで一緒に「は~い」と必ず言っていました。
うさぎが食べ物を食べないシーンでは、「どうしたんだろね。」と言って幼いながら心配をしていました。
何よりも娘がかわいいと思えたのはこの部分。
「このうさぎは つきのうさぎでした。 はんぶんのつきのときに、あしをふみはずしておちてしまったのです。」
というところで、娘は必ず「あ~あ、おちちゃった」と言っていました。
うさぎの立場になって出る言葉なんだろうなと思いました。
子どもの素直な感情がそのまま出ていました。
絵本の登場人物に自分自身が参加しているようでした。
文字が少なく、小さな子どもでも集中してみることができる絵本です。
絵が優しい感じでうさぎのクリクリの目がかわいらしくひきつけられます。
そして昼と夜のバックの色の対比が鮮やかです。
文は中川ひろたかさん 絵は村上康成さんです。
娘がお気に入りなのでこのシリーズの本を何冊か購入しました。
3歳になるともっと文字量が多いものにも興味を示していきます。
1歳からでも十分に集中して読み聞かせができるとっても良い本だと思います。