読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
おすすめの年齢:4歳~小学校低学年向き
そらいろのたねのあらすじやおすすめポイントを教えてください。
主人公の男の子、ゆうじは宝物の模型飛行機をきつねの「そらいろのたね」と交換しました。ゆうじは家に帰って、庭に種を植え水をやりました。次の日、芽が出たかと確認しに行くと小さな家が育っていました。ゆうじは喜び、もっとお水をあげるとそらいろの家はぐんぐん大きくなっていきました。
そらいろの家は益々大きくなり、りっぱなお屋敷になりました。森の動物や子供たちが住みにきて、そこにゆうじと種を交換したきつねもやってきます。
ゆうじが声をかけると、きつねはみんなを追い出し自分だけ大きな家に入り、すべての窓をしめ、鍵をかけます。そのとたん、そらいろの家はお日様にぶつかりそうな勢いで大きくなりだし、壁が揺れたかと思うと、崩れてしまいました。
家が崩れる瞬間、子供たちは地面にうつぶせ、そっと目を開けると家はどこにもなく、地面に目をまわしたきつねがのびていました。
そらいろのたねを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
図書館で15人ぐらいの幼稚園生に読みました。
子供たちは、家がどこまで育つのか、どうなってしまうのか、ワクワクドキドキしていたようです。主人公のゆうじがじょうろでそらいろの種にお水をじょうろでやる挿絵を観て、「私、それもってる」や、「やったことある」などの声が上がりました。
作者はぐりとぐらのなかがわりえこさんとおおむらゆりこさんなので、そらいろの家にぐりとぐらが引越してきたときには、子供たちは指をさして興奮していました。
感想ではきつねがそらいろの家をみんなと共有せず、森の動物や子供たちを追い出して独り占めをしたので、罰が当たった、という意見が多かったです。
また、そらいろの家が跡形もなく消えてしまっていたので、みんな「どこにいったのだろう」と不思議だった用です。
本読みが終わった後は、それぞれの子供に画用紙に自分が住みたい夢の家を描いてもらい、大変盛り上がりました。本の影響か各自の好きな動物と住むといったパターンが多かったです。