読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
おすすめの年齢:小学校低学年
おこだでませんように絵本のあらすじやおすすめポイントを教えてください。
学校や家で先生やお母さん怒られてばかりいる小学一年生の主人公。妹を泣かせたとか友達に乱暴したというのがいつも怒られる理由。妹がわがままを言ったり友達が意地悪をし
たり主人公にも言い分はある。それをわかってもらえず悲しい思いをしていた主人公の男の子が学校で七夕の短冊に思いを込めて「おこだでませんように」と書く。それを見た先生が主人公の悲しみに気が付き今まで怒ってばかりいたことを反省しはじめて主人公を褒めやさしく接してくれる。先生がお母さんにも主人公の思いを伝えてくれお母さんもやさしくなるというお話。
子供でだけでなく大人特にお母さんにも読んでほしい絵本です。乱暴や良くないことをする子にもそれぞれの理由があると周りの友達や親が気が付いてあげることでその子が変わることが出来る。よくある身近な題材を取り上げていることで多くの人の心に響く一冊だと思います。
おこだでませんように絵本を読み聞かせた時の体験談を教えてください。
この本は読み聞かせのボランティアベテランのお母さんが良い本があるから一緒に読み聞かせをしないと言って下さりその時初めて読みました。初めて読んだ時は主人公の男の子の気持ちが痛いほど伝わって涙があふれてきました。そのお母さんとどの登場人物のところをどちらが読むか配役を決めて二人で小学一年生の子供たちに読み聞かせをしました。
読み聞かせのあとは感想などは求めないことにしているのでどう感じたかははっきりとはわかりませんが子供たちがすごく集中して引き込まれるように聞いてくれたことが印象的でした。読み聞かせは毎回感想を聞かなくてもなんとなく子供たちの気持ちは伝わってきます。つまらないときはなんとなく落ち着きがなくなります。楽しい時は目が輝いて生き生きととした表情になります。この本を読んだときは集中して真剣な表情をしていた子が多かったように思います。子供なりに真剣にそういう場面を想像し考えたのではないでし
しょうか。
読み聞かせをすることで自分も本の中に隠されている問題について考え子供たちにもきっと考えてもらうことが出来たと感じた良い絵本だと思いました。人はどんな人にも思いやりを持つことの大切さをあらためて教えてくれる一冊です。