読み聞かせにおすすめの絵本
おすすめの年齢:5歳
だめよ、デイビッド!絵本のあらすじやおすすめポイント
好奇心旺盛で、やんちゃな男の子デイビッド。先のことを考えずに、思ったことはすぐ行動、やりたい放題です。
頭からつま先まで泥まみれのまま家に上がり込み、「だめっていってるでしょ!」とママに叱られたと思ったら、今度はバスタブをおもちゃだらけにして、お湯をジャージャー流す始末。勿論、ママの言葉は「だめ!だめ!だめ!」の連続なのです。
しかし、叱られても叱られても、気持ちは次の瞬間遊びに向き、即行動です。デイビッドの行く先々は散らかるばかりで、しまいにはママの大事なものまでが・・・。
さすがにしゅんとして涙をこぼすデイビッドに、ママはどんな対応をとったのでしょうか。
作者デイビッド・シャノン氏による、ページいっぱいの個性的で大胆な画風や、色使いが魅力的です。
思わず吹きだしそうになるユーモアたっぷりの絵が、読後にも強烈な印象を残します。
この絵本に状況を説明する文章は無く、ママがデイビッドに掛ける言葉のみという構成。
シンプルだからこそ、最後のメッセージが胸に響いてきます。
だめよ、デイビッド!絵本を読み聞かせた時の体験談
娘が5歳、息子が3歳の頃に、よく読み聞かせていた絵本です。
子ども達は人一倍やんちゃに動き回りました。
叱ることも増えてきて、家の中はいつもぐちゃぐちゃ。
私は口を開けば、「だめって言ってるでしょ!」と、まさにデイビッドのママのようでした。
転勤で見知らぬ土地に移り住み、夫は仕事で忙しく、ほとんど一人で子育てをしていた為、気持ちにもゆとりが無い状態で、唯一、読み聞かせは優しい母になれる時間だったように思います。
書店で見つけた「だめよデイビッド!」は、まさにその時の我が家のようで、他人事とは思えず、すぐに手に入れました。
デイビッドを読むと、子ども達のいたずらが可愛く思えてきて、許してあげようかという気になるのです。
読み聞かせている時は、親子でゲラゲラゲラゲラと笑いっぱなしでした。内容がわかっていても、毎回毎回です。
親子それぞれが、デイビッドの気持ちにもママの気持ちにも入り込んで、愉しんできました。
子どもを沢山叱ってしまった日には、「どんなに叱っても、あなたを愛しているよ」というメッセージを伝えたくて、寝る時に読んだりしました。
子ども達も、安心した表情で、眠りにつくのでした。あたたかい思い出です
。子ども達は、9歳と7歳になりましたが、今でも時々読み返す大切な絵本です。
ユーモアがありながら、ほろりとも来る絵本で愛情たっぷりなところが、おすすめです。
小学校でも低学年の子ども達に読み聞かせをしましたところ、大変好評で、笑いの渦につつまれていました。
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