読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
おすすめの年齢:1才~5才
ぴっつんつん絵本のあらすじやおすすめポイントを教えてください。
この絵本「ぴっつんつん」と言う、言葉がキーワードになっていきます。この「ぴっつんつん」とは、雨の降る様子を表しています。
まず、傘を持った、一人の子供が登場います。それから、また一人、また一人と段々に増えていきます。また、それに伴い「ぴっつんつん」と言うフレーズも変化していきます。「ぴっつんつつーん、ぴっつんつん」等に変化していきます。
ページ一杯にお友だちが集まると、一人だけ色の違う友達を見つけます。すると、雨に濡れた泥で遊び、皆真っ黒になります。
最後は、「また遊ぼう」と言ったセリフと共に、皆が去っていきます。
この本のおすすめポイントは2つあります。
まずは、「ぴっつんつん」と言うフレーズです。音遊びの様な感覚でリズム感がよく、寂しげなイメージのある雨の絵本も楽しくなります。
もう1点は、絵です。この絵本の絵は、全て色鉛筆で描かれています。色鉛筆の色使いの優しさ、カラフルなお友だちの絵で、とても素敵です。
ぴっつんつん絵本を読み聞かせた時の体験談を教えてください。
この本は、以前働いていた幼児音楽教室で梅雨の時期をメインに読み聞かせをやらせて頂きました。
私が読み聞かせを行った際は、レインスティックやカリンバと言う楽器を使い雨の音を表現、子供用の小さい太鼓をバチで叩いたり、手で叩いて泥んこ遊びをする様子を表現、わざと楽器を使わないページを設定し、セリフの音を感じとるように、ページによって楽器の種類や有無を考えました。
普段、ピアノのみの伴奏に明るい絵本や、晴れの日がテーマになったお話を読んでいたので、騒がしくならないか心配ではありましたが、その心配は無用でした。
読み聞かせは、毎週授業で行いました。初回は、はじめてのお話に注目してくれるお子さんばかりでした。
そして、授業で読み聞かせを行う回数が増えると、言葉のリズム感が良いからか、時々「ぴっつんつん」と言い出すお子さんもいました。
また、沢山のお友だちが集まったページになると、「私の傘は、この色だよ!」、「僕はこの色が好きだよ!」、「今日の長靴はこれと同じだよ!」とコメントをそれぞれしてくれました。
子供たちにとって、雨は外で遊べず、退屈なものと言うイメージがあるようです。しかし、この絵本を通して、常に長靴を履きたがるようになったり、傘を持って雨を楽しんでくれるようになったようです。