ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)
おすすめの年齢:1歳
寝ない子は、おばけによっておばけにされて連れていかれてしまうという話。
まず、絵で楽しめる。フクロウ、ネズミ、おばけ、時計等、一つのページに大きく絵が書いてある。
文字は少ないが、その絵から物語を膨らませて一緒に楽しむことができる。
元々、私の息子はおもちゃや絵本に対してどちらかと言えば飽き性な方です。
なのでこの絵本も、初めに見せたときは、ページをペラペラっとめくってすぐに他のおもちゃに目移りしていました。
最初はただ単に絵を見てページをめくって楽しむ、というくらいでしたが、だんだんと子供の反応が変わってきたのが印象的でした。
この本は、ちゃんと寝ないとだめだよ、ということを教えるのに役に立つような内容になっています。
なので、私自身も、これを読むときは、少し怖がらせるような感じの声で読んでいました。
まだ、単に文字を読むだけではなく、効果音もつけたりしていました。動物の鳴き声や、時計の音、泥棒が走る音などです。
すると、初めは何の反応もなかった息子が、だんだんとおばけが出てきたりするページで怖がるようになりました。
怖い、という感情を、この本によって学んだのだと思います。このことによって、寝るときに使えるのはもちろんなのですが、他の場面でも役に立ちました。
たとえば、危ないところに登ろうとしている時、熱いものに触ろうとしている時、ひとりで道に飛び出そうとしている時、誰かを叩こうとした時などです。
そのような場面で、そんなことをすれば、これから怖いことになるよ、という教え方が出来るようになったと思います。
もちろん、怖がらせるだけでは良い教育とは言えないと思いますが、何かを教えるためのきっかけ作りとして使うのは必要なのではないかと思います。
それから、この本をきっかけに、他の本にも興味を持ったように感じます。
この本は、すごく簡単な構成ですが、一応ストーリーになっていて、話の流れがあります。
あまりにストーリーが長かったり、難しかったりすると途中で飽きてしまう息子ですが、この本は最初から最後まで、しっかりと見ることができるように思います。
なので、絵本にあまり興味がないというお子様方に、最初の本としてオススメできると思います。
私自身、この本は友達から出産祝いにもらったものですが、とても重宝しています。
ねないこだれだ (いやだいやだの絵本)