おたすけこびと
おすすめの年齢:2歳から6歳、大人でもたのしめます。
あるお母さんがおたすけこびとに仕事を依頼。
それは、自分の息子のバースデーケーキを作る事。
家族でおでかけしている間にこびとたちは重機を使い、みんなで助け合って、力をあわせてケーキを作って行く。
たくさんのこびとたちが描かれていますが、そのひとりひとり、表情、動きなどがあり、
「このこびとさん、転んでる!」
「このこびとさん、笑っているね。どんな話しているんだろうね。」
と、隅から隅までこびとを探して話せます。
また重機の絵が細かく表現されています。
自動車好きな男の子は喜ぶのではないかなと思います。
中のページはもちろん、もう表紙から楽しそうな気分になります。
うちの息子は現在6歳で、2歳から読んでいます。
2歳の頃は自動車が好きだったので、「これが、ショベルカーだよ。」などと、教えてくれながら、読んでいました。
重機を使ってお料理するなんて子供にとっては、すごくわくわくすることのようです。
その重機で卵を割ったページで大爆笑していました。
ケーキ屋さんにあるケーキを見て「おたすけこびとが沢山いるの?」と言った事があり、私が爆笑しました。
「たぶんそうだよ。」って、嘘つきましたが、子供が信じて「いいな~。僕もここで働く。」と言っていました。
※後に自然に違うと悟ったようです。
文が1~2行程度でわかりやすかったようで3歳の時には、「ぼく、自分で読んでみるからママ聞いててね。」と言って、自分で読見上げてくれるようになりました。
またケーキの作り方を知ると、あらためてこびとたちが頑張っている事を感じたようです。
子供自身がいろんなお手伝いや保育園のお当番、先生のお手伝いをするようになりました。
ページのいろんなところに、いろんなこびとがいます。
走っていたり、たちどまって眺めていたりお掃除していたり、打合せしていたり。まるで大人の世界のようでもあります。
私「いろんなこびとさんがいるね。」
子「このこびとさん、転んでる。怪我してないかな?」
私「みんな駆け寄ってる。大丈夫って言ってるのかな?」
など、こびとさんの事で楽しく話が弾みます。
今は6歳ですが、1週間に1回は寝る前のこの絵本を読んでいます。
同じ会話をすることもしょっちゅうですが、それも楽しいようです。
また1人でいるときもいろんなこびとをみて笑っています。
裏表紙は仕事を終えた後のこびとさんが遊んでいる様子が描かれています。
その姿はまるで保育園児のようで、お絵かきをしていたり、ケンケンパをしていたり。ボール遊び、絵本読み、歌、お昼寝など子供が自分自身と重ね合わせているようでした。
「僕もこれやるんだ。このこびとさんとお友達になれるかな?」などと、空想がどんどん膨らむようです。
おたすけこびと