おふろだいすき (日本傑作絵本シリーズ)
おすすめの年齢:
4から5歳
おふろだいすきのあらすじやおすすめポイントを教えてください。
おふろだいすきは、主人公の男の子まこちゃんが、お風呂に入ると、次々とおふろの中に動物があらわれる不思議で楽しいお話です。
オススメポイントは、どんな動物があらわれるかです。最初は小さい動物だったのに、だんだん大きくなる、そのスケールが大きいので驚きます。
おふろだいすきを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
私の娘は、おふろがすきではなく、いつも入るまで先を伸ばしたりして時間がかかります。そんな娘がおふろをすきになってくれたらという期待をこめて、一緒に読んでみました。
読みはじめると、出てくる動物が以外で面白く、次はどんな動物がでてくるのか、娘も大人の私もワクワクしました。
次々に出てくる動物たちに、面白い性格があったり、特技があったりするのが楽しく可愛らしいので、思わず娘も私もでおかしくて笑ってしまいました。
そのうちに、お風呂に入ってくるには、大きすぎる動物が出てくるので、本当にこの本はおふろの話なんだろうかと、娘は頭をかしげたりして、こんなことがあるのかなぁ不思議だねなんて話し合いました。
この絵本のいいところは、5歳ぐらいの小さな娘でも、想像力を働かせやすいところだと思います。
おふろに入るという毎日の日常と、動物園やテレビでしかみれない非日常的な動物たちが一緒になるのが意外ですし、愉快です。
絵もとても丁寧で、やさしく綺麗で、動物達も怖くありません。文章も読み聞かせには少し長いかなぁと思いましたが、動物達の特徴をとらえたり、絵本の世界に入り込むにはちょうど良いと思います。読んでいる自分もだんだん、調子にのって読めたので、まわりくどい表現もなく、よみやすい文章でした。
4〜5歳ぐらいは、自分でお話を考えたり、つくったりするのも楽しい時期ですし、この絵本のように飛び抜けてわかりやすい展開は、はまれるお子さんも多いのではないでしょうか?
この絵本をよんで娘がすぐにおふろ好きになるとは思えませんが、これからおふろに入る時、動物さんがでてくるかもよとか、娘だったらどんな動物と入りたいとか、一緒に楽しめる話がひとつ増えて助かったなというのはあります。
私も忙しい日常生活で、ついおふろの時間を急かしてしまい、楽しい時間にしてあげれなくなっていたなと気づく点もありました。
おふろだいすきは、面白いだけでなく、大人にも気づきのある素晴らしい絵本だと思います。