読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
おすすめの年齢:5歳から
ふしぎなキャンディーやさんのあらすじやおすすめポイントを教えてください。
ぶたくんが森の中で、ふしぎなキャンディーやさんに出会います。たぬきの店員さんから、力持ちになったり、からだが透明になったり、オオカミに変身できるキャンディーを紹介してもらいます。
いくつか買って、早速、オオカミに変身してみんなをおどろかせてやろうとしたら、本物のオオカミに出会ってしまい、そのままオオカミのまちに連れていかれてしまいます。でも、すぐににおいで、ぶただとばれてしまい、大ピンチ!残りのキャンディーを使って、ぶた君は、ピンチを切り抜けるというストーリーです。
「おまえうまそうだな」で有名な作者で、なんともユーモラスな絵が特徴です。
いつもおやつで食べているキャンディーが絵本で中では、力持ちになれたり、透明になれたりというところが楽しいようです。
後半、たくさんのオオカミに囲まれる場面では、ドキドキします。
最後、ぶた君が大きくなって、オオカミたちをびっくりさせておしまいとわかりやすく、深いメッセージ性はないですが、気軽に楽しい気持ちで読めます。
ふしぎなキャンディーやさんを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
息子は、キャンディーが大好きです。いつものおやつで食べるキャンディーは色によって味がかわりますが、この絵本に出てくるキャンディーは、透明になれたり、鳴き声がかわったり、不思議な効果があり、とてもうらやましいようです。
「ほかの色だったら、どんなふうになれるのかな」とか、「こんなキャンディーがあったら、おもしろいな」など、話に花が咲きます。
たくさんのオオカミに囲まれ、においでぶただとばれてしまったときに、「どうやったら、助かるかな?」と聞いたら、最初は「めちゃめちゃ早く走って逃げる」とか「剣で倒すか、キックする」と単純なことを言っていましたが、そのうち真剣に考えたのか「土を自分に塗って、においをごまかす」とか「キャンディーをゆっくりなめて時間稼ぎする」とか、なるほどと思える回答を出してくるようになりました。
単純明快な内容で、素直にハラハラドキドキしながら読めるところがいいようです。
少し文字が多く、読み聞かせでも時間が長くなるのですが、次の展開が気になるようで最後まで聞いています。
絵本では、たいていオオカミが悪者になることに気がついて、「あかずきんちゃんや、3匹の子ブタでも、いつもオオカミは悪者なのはどうしてなんだろう」と動物図鑑でオオカミのページを読んだりもしていました。