おすすめの年齢:3歳から5歳
チリとチリリ絵本のあらすじやおすすめポイントを教えてください。
チリとチリリという双子の女の子が、自転車で森に冒険に出かける話です。森の中で可愛い動物に出会ったり、素敵な喫茶店に行ったり、美味しいパン屋さんでパンを買ったり、動物達と一緒にホテルに泊まったり。楽しくて、優しい世界に子供も大人も引き込まれると思います。
チリとチリリ絵本を読み聞かせた時の体験談を教えてください。
娘が3歳から4歳の時によく読んだ絵本です。
活発で好奇心が旺盛な娘には、双子の女の子が自転車で冒険する話はぴったりだなぁと思って読み聞かせました。
チリとチリリが冒険のはじめに見つけるのは、素敵な喫茶店です。店内は、動物達がきりもりしています。大小サイズの違う可愛らしい椅子とテーブルが用意されいて、そこで出てくる飲み物もいい香りがしてきそうです。
大人の私は、可愛らしい主人公や動物達、繊細で美味しそうな絵、やさしい、読みやすい文章にひきこまれてしまいました。
娘は、自分が小さいからか、主人公にぴったりの椅子に座るところが嬉しかったようです。
それから、しばらく行くと美味しそうなパンが並んでる、パン屋があらわれます。
動物達が先に注文していて、チリとチリリも自分達の好みのジャムやパンを選ぶのですが、それがどれもこれも美味しそうです。娘と私で、どのジャムがいいか、どのパンが食べたいが悩んだりして楽しめました。
森の冒険も夕方になって暗くなってくるのですが、ちょうどホテルが現れます。そのホテルがまた可愛らしいのです。
動物達が泊まるホテルのようなのですが、チリとチリリにもちょうどいい、鍵を渡されて、2人にちょうどよいサイズの部屋に案内されます。
娘も私も沢山の種類の鍵をみて驚いたり、ホテルの扉をみたりしてこんなホテルあったら面白いね、と感心したりしました。
森のホテルで音楽会が始まって、チリとチリリも動物達と一緒に歌を歌います。
歌詞に癒され、ホテルの風景に癒されながらのエンディングです。
この絵本の素晴らしいところは、絵の可愛らしさはもちろんですが、この森に冒険してみたい、美味しいお茶やパンを食べたり、動物達と会ってみたいと幸せな気分で優しい気持ちで読み終えることができることです。
冒険は、悪い敵や素晴らしい仲間とするお話が多いと思います。
エネルギッシュで気分爽快な話もいいですが、小さい子供には、小さなスケールで、暖かい眼差しの世界も安心感が与えられていいのではないでしょうか。