読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
おすすめの年齢:4~6歳
いのちのまつり「ヌチヌグスージ」絵本のあらすじやおすすめポイントを教えてください。
沖縄を訪れた少年が、お墓参りを通じて、ご先祖様についてやご先祖様に感謝をすることを、わかりやすい形で描かれています。
沖縄が舞台なので、文章の表現が独特の言い回しになっていますが、読み聞かせでも十分に意味が分かる言葉になっています。
子供の視点で、祖父母がどういう存在の人(自分とどういう関係の人)かが、分かりやすく表現されています。
また、祖父母よりもっと前の世代についても、絵で分かりやすく表現されていて、たくさんのご先祖様がいて、自分がここにいるという事がイメージしやすくなっています。
だから、ご先祖様に感謝するんだよという事が、伝わるのではないかと思います。
いのちのまつり「ヌチヌグスージ」絵本を読み聞かせた時の体験談を教えてください。
言葉が沖縄の言い回しだったので、子供が理解できるかわかりませんでしたが、実際に読んでみるとほとんど抵抗がなく、話を聞いていました。
話の途中で、「おじいちゃんはママのお父さんなの?」などと、自分と祖父母の関係について興味を持ち始めました。子供の方から色々質問をしてくるので、わかりやすく本を見ながら説明をすることができました。
また、絵本の途中に大きく見開きのところがあり、そこにはたくさんのご先祖様の絵(顔)が、書いてあり、子供が「え~!」と、こんなにたくさんのご先祖様がいるのかと、驚いていました。
その時(当時幼稚園の年中)、漠然としたイメージを本の絵や私の説明で持てたようでしたが、まだ理解するには至らないので、本を読んだ後から、しばらくが「ばぁばは、パパのお母さんなの?」
など、身近な人とのつながりについて、興味を持つようになりました。
そして、身近なところで、おじいちゃん・おばあちゃんは、パパやママのお父さんお母さんで、子供なりにさらに身近な存在になったのではないかと思います。
また、小学校に入学し、子供が改めて自分でその絵本を読んでおり、本の内容を見て、「これって、こういうことでしょ?」と、自分で理解し、こんなにたくさんのご先祖様がいることや、だれか一人でもいないと、パパやママ、しいては自分もいなかったんだという事に驚いたりして「すごいよねぇ。」と自分で関心しておりました。
命のつながりという事の、導入部分にぴったりのおすすめ絵本です。