読み聞かせにおすすめの絵本
絵本タイトル:新装 ぼくを探しに
おすすめの年齢:10歳
The Missing Piece(ぼくを探しに)絵本のあらすじやおすすめポイント
何かが足りない それでぼくは楽しくない」と100%の真ん丸になれない「僕」が、どこかにいるであろう失った欠片(ミッシングピース)を探しにコロコロと転がる旅に出ます。
色のついていない、簡単な線で描かれたイラストで物語は進みますが、それが想像力を掻き立てるのかグイグイと物語に引き込まれるんです。
色んな欠片が出てきますが、どれもなかなか微妙に「僕」にピッタリ収まってくれません。
しかし最後まで読み進めると、きっと読み終わった時に自分もミッシングピースが見つかるはずです。
The Missing Piece(ぼくを探しに)絵本を読み聞かせた時の体験談
私が6歳の頃、本好きだった母にせがんでよくこの絵本を読んでもらっていました。
結構大人向けで、割と難しいので毎晩眠る前に数ページ読んでもらったら、もうグッスリでした。
イマイチ意味は理解できないながらも、読み終えると心に何かストンと落ちたのを感じたんです。
やがて大きくなり仕事や人間関係、将来の自分に悩んだ時に、そういえばとこの絵本を思い出しました。
これを読んでいる内にまた子供の時とは違った感想を持てて、活力も出たんです。
だから子供が産まれたら、同じような年齢の時に読み聞かせてあげようと思っていました。
子供はあまり絵本が好きではなく、どちらかと言えば外で遊んだりTVを観たりするのが好きな子です。
しかし7歳になった時にこの絵本を読み聞かせていると、いつかの私のように物語に引き込まれているのが解りました。
著者はシェル・シルヴァスタインという方で翻訳された絵本なんですが、流れるようなリズムのある文章なので、歌を歌うように子供と読む事が出来ます。
毎晩数ページ事に読んでいき、とうとう最後のページを読み終えると、子供が晴々とした笑顔で「面白かった!」と言ったんです。
今はまだあまり意味は理解していないかもしれませんが、成長して壁にぶつかった時に思い出してまた読んでほしいなと思います。