読み聞かせにおすすめの絵本
おすすめの年齢:幼児から小学低学年
どうぞのいす絵本のあらすじやおすすめポイント
うさぎさんが作った小さな椅子。
「どうぞのいす」と書いた看板も一緒に丘の上に置きました。
そこに訪れる沢山の動物たちの物語。
まずは、どんぐり拾いをして家に帰る途中のロバ。疲れていたので一眠り。
沢山拾ったどんぐりのカゴは、どうぞの椅子の上。
通りすがりの動物たちが、どうぞの椅子に置かれているものを見て、ついつい食べてしまいますが、「からっぽにしてしまってはお気の毒。」と。
決してからっぽにならない、優しい思いやりあふれる物語。
どうぞのいす絵本を読み聞かせた時の体験談
うさぎのしっぽがトレードマークの可愛い椅子。
「どうぞのいす」という言葉も何を示すのか?
これから始まる物語に、始めから想像が膨らみます。
どんぐり拾いで疲れたロバが座ると思いきや、どんぐりいっぱいのカゴを椅子の上に置く、、、小さな仕掛け。
それから?それから?と、ワクワクがとまりません。
後から訪れる動物たちの言葉、「でも、からっぽにしてしまってはあとのひとにおきのどく。」のセリフは回を重ねるごとに、子供達の声が響き、最後のほうには、子供達全員の声が揃った程です。
心優しい森の動物達と、どうぞのいすに置かれたどんぐりカゴの中身。
何も知らずに眠っていたロバさんのおとぼけな様子も可愛いらしくて、読後の感想もそれぞれです。
カゴの中身について語る子、ロバと自分を重ね合わせる子。
もっと長い時間、ロバが眠っていたら、カゴはどうなっていたのだろう?など。
続編が待たれる作品です。
聞いてくれた子供達に、続きの物語絵本を作ってみるのも楽しいかもしれません。