読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
クレヨンからのおねがい!
おすすめの年齢:5~8さい
クレヨンからのおねがいのあらすじやおすすめポイントを教えてください。
クレヨンたちが、それぞれのお願いや日々のの不満、困っていること感謝の気持ちを持ち主のケビンに宛てた手紙で繰り広げられるお話です。
この絵本は、今年の青少年読書感想文コンクールの低学年の部で、課題図書にも指定されています。
ゆかいなお話しを通じて、さまざまな色で個性もバラバラなクレヨンたちの言い分から、人間も一人一人趣味や思考も違うし、持ち味も違うけど、どれも素敵な魅力を持っているんだということが、暗に伝わってするストーリーです。
クレヨンからのおねがいを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
学校司書をしています。
この絵本を、クラスで週一行っている図書の時間に低学年のクラスで読み聞かせをしました。
一般的な絵本のお話の始まりとは違い、冒頭から「ケビンへ…」と、お手紙が始まります。ですから、いつもとは違う絵本の形式に、子供たちは「あれ?なになに?」と、興味を抱きあっという間に話の世界に入り込んでいました。
また、「ああ、そうだなぁ」「なるぼど!気持ちがわかるわ(笑)」「太陽の色って、そういえば何色で書く??赤色?きいろ?オレンジ??」など、絵を描くときに当たり前に 決めつけいたことについて、「そういえば、なんでだろう?」と、素直に自分自身の色の選び方について、考えている様子でした。
もちろん、深く考えなくてもとっても愉快で楽しいお話しなので、読み終わった途端「借りたい!借りたい!」の大合唱でした。
一つ気がついたのは「肌色」が「うす橙色」と、表現されていたこと。現在は、「肌色」という表現が差別的な解釈を与えるとして、「うすだいだいいろ」になっているのだそうです。この点は、大人も勉強になりました。