読み聞かせにおすすめの絵本と最適な年齢を教えてください。
おすすめの年齢:二歳6ヶ月くらいから
でんしゃでいこう でんしゃでかえろうのあらすじやおすすめポイントを教えてください
この絵本は、前からでも後ろからでも読むことができる絵本です。
電車が山の駅から海の駅へとお客さんをのせて走ります。特にストーリーはなく、電車の走行音を、ただ読み進めていくだけの単純な絵本です。けれど、山の駅は、山らしく寒そうな景色が描かれていて、海の駅に近づくと菜の花畑が描かれていて、冬から春への季節の移り変わりの中を電車がのんびり走っていきます。
電車のお客さんも、兄弟げんかしている子供がいたり、赤ちゃんが泣いていたりするのですが、いつの間にかみんな笑顔になっている、ほっこりする絵本です。
でんしゃでいこう でんしゃでかえろうを読み聞かせた時の体験談を教えてください。
電車がトンネルを通るページには、小さなトンネルの穴が絵本にあけられています。子供は、絵本を読むたびに、その穴に自分の電車を通していました。
そうすることで、自分のおもちゃの電車もトンネルをくぐって絵本に入っていくような持ちになっていたようです。穴は、何度も電車が通ので、すこし破れましたが、テープで修理をして、子供が前から電車を通して、私が後ろから電車を戻すという遊びをしていました。読み聞かせの途中に、かならずやるお楽しみの一つでした。
電車が山奥を走っている時に、猿の親子が電車を木の上 から眺めている場面では、さるの親子も、こうやって電車を見に来るんだね!!と子供は、その猿の親子が、自分と母親である私たちの姿とを重ね合わせてみているようでした。その頃は、暇があると電車をよく見に行っていたので、電車を見ている猿の親子を見ると、自分たち家族を見ているような気持ちになるようでした。
また、電車に乗っているお客さんも、ページをめくると共に、変化しているのがわかるので、そのお客さんが時間の経過とともに、どんな変化をしているのか、子供と変化している所を探し当てるのもたのしかったです。毎回同じ内容ですが、子供の気持ちによって、いろんな風に受け止めることができると思います。