読み聞かせにおすすめの絵本
おすすめの年齢:小学校 中~高学年
木を植えた男のあらすじやおすすめポイント
1950年代にフランスで書かれたもので日本には80年代になって入ってきた本ですが、その素晴らしさは色あせません。
主人公の旅人の「私」が森の中で老人に会い、宿を借りる。老人はドングリを選別し何もない土地にそれを植え、森を作っていた。
第一次、第二次戦争を終えても老人は木を植え続け、「私」は毎年その森を訪ね、成長していく森を見守り続ける。
その一帯はフランスでも美しい森と称されるようになったが、一人の老人が作り上げたことは「私」しか知らない。
という話ですが、一つの事を積み上げていく老人の最後残していったものの美しさに感動しました。
木を植えた男を読み聞かせた時の体験談
小学3年生の甥っ子に聞かせましたが、最初読み聞かせた時はぴんと来なかったようなので、私が補足をしました。
そのうち甥っ子もいくつか質問をしてくるようになり、読み終えた後もその話を1,2時間したと思います。
その後、訪問してもその絵本の話にはなりませんでしたが、甥っ子の母つまり私の姉が言うには、何度も本を読み返してたそうで
実際部屋でその本を見ると、私が読み聞かせた時よりもずいぶん痛んでいました。
それから甥っ子は男の子らしくスポーツを始めたり、難しい年頃になったのか、話すこと機会が減りましたが
そのこが小学6年生ごろか、親戚中で一番小さな5歳の子にその本を読み聞かせている姿を見ました。
5歳の子には難しかったようで、すぐに飽きられていたようですが、その姿を見て私の読み聞かせのことを覚えていてくれているのだなと思いました。
そしてその時に「この本好きで何度も読んでる」と言ってくれてとても嬉しくなりました。
小学3年生で始めたサッカーを大学のサークルまで続けているとのことで、この本に書いてある
「1つの木のみを植え続けていずれ大きな森になる」という事を続けているのかもしれません。